中国へ商品を輸出するには、日本側では特に資格や免許は必要ありませんが、中国では貿易権(輸入権)のある貿易会社がおこなわなければなりません。また特定の品目は輸入許可証品目とされ許可証の発給を受けなければ中国に輸出(中国から見れば輸入)できません。さらに中古の機械、電気機器については輸入に厳しい制限が課されています。
また国家出入境検験検疫局が輸出入商品検査を行なっており検査に合格しなければ中国に輸入通関できません。電気製品などには強制的製品認証マークの取得が義務付けられており、国家質量監督検査検疫総局傘下の指定認証機関でサンプル検査を受けてCCCマーク(中国強制製品認証)を得ます。
なお関税はWTO加盟による協定税率10%が原則として適用されます。また輸入増値税17%が課せられます。日本から香港への輸出は香港では輸入関税がないので無税ですが、香港から中国大陸への通関時に上記の関税、増値税を課せられます。よく香港経由での中国への輸出がおこなわれていますが、関税、増値税上のメリットがあるわけではありません。
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