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中国ニュース |
2007年4月18日、上海市で初めての労働争議仲裁院が浦東新区市民中心に成立した。労働争議仲裁制度は1987年より復活して行なわれてから20数年が経過した。ただ労働争議処理の専門機構は設立されていなかった。そのため労働行政主管部門の機関が仲裁委員会の事務機構にあたる職務をおこなってきた。そのため仲裁委員会を結成すること、仲裁を行なうこと、仲裁所(仲裁科)の3つの職責が混合していた。2006年の市の労働争議処理状況を見ると、全市で28689件の労働争議仲裁申立てを仲裁機構が受理し、その数は20年前に比較して40倍以上である。仲裁委員の平均処理件数は221.9件に達し、案件数の割りに人員が少なく、超過負担でかつ経費を確保できず、仲裁の質を確保しがたい原因となっていた。
今回の仲裁院は4つの仲裁庭、1つの調解(和解)庭があり勤務人員は22人である。その70%が法学本科卒業である。
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